日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
重元素のプレソーラーグレインの発見に向けた遠心分離法による高速分析の検討
*沼 倫加中里 雅樹山下 修司平田 岳史
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p. 158-

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抄録

プレソーラーグレインは大きさnm–µmオーダーの粒子であり、太陽系形成以前に形成されたと考えられている。重元素の同位体分析によるプレソーラーグレイン発見の報告がないことから、本研究では、重元素であるPtを用いたプレソーラーグレインの特定を目指した。プレソーラーグレインは隕石中に数十µg/gと微量であるため、Pt含有プレソーラーグレインの発見には、隕石中の粒子の大量サンプリングと高速分析が必要となる。本研究では、サンプリング法に液中レーザーアブレーション法、ナノ粒子分析にICP質量分析法を用いた。現在の試料調製法ではPt含有ナノ粒子の検出に数十時間かかる。そこで、短時間で大量のPt含有ナノ粒子の検出を目的に、遠心分離法により粒径300 nm以上の粒子の濃集を行った。今回は、予察的実験として、NIST SRM 612から合成した粒子に遠心分離法を用いた際の濃集の是非の検討を行った。その後、隕石試料に遠心分離法を応用した。本発表では、実験方法の概要と結果を紹介する。

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