日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
SIトレーサブルな安定炭素同位体比標準ガスの開発
*石川 真帆下坂 琢哉豊田 栄山田 桂太中川 麻悠子Zhang Naizhong吉田 尚弘
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p. 159-

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抄録

安定炭素同位体比は古くから地球化学分野など多くの分野で用いられ、研究の発展に寄与してきた。使用される標準物質には枯渇してしまい各物質間の値の連続性が課題となっているものや、化学的特性により長期保管時の安定性が課題となっているものもある。これらを解決するために、ガスを原料としたSIトレーサブルな標準物質の開発を開始した。この方法はSIという普遍的な単位に基づいており、何度でも同等の標準ガスを調製できるため、値の連続性の課題を解決できる。また、ボンベに充填してそのまま使用するため安定性の問題を解決できる。さらに原料ガスの各充填量を変えることで、試料の同位体比に合わせて同位体比を変えることができ、測定精度の向上に資するとも考えられる。12Cおよび13C濃縮メタンを原料ガスとし、化学純度および同位体純度を測定したのち、高精度自動精密電子天秤を用いた質量比混合法で混合し、標準ガスの調製を行った。

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