日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G9 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
レーザーアブレーション-ICP質量分析法が実現する炭素安定同位体比分析に向けた取り組み
*浅沼 尚山本 康太平田 岳史狩野 彰宏
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p. 160-

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抄録

炭素(C)の安定同位体比は天然界における岩石-生物-大気圏の物質循環や起源を知る上で最も重要な指標といえ、従来、同位体比質量分析計(IRMS)を用いたバルク分析法が主流とされてきた。一方で、局所分析技術として二次イオン質量分析法(SIMS)などが知られているものの、試料準備の煩雑さや分析確度の問題から広く普及しているとは言い難い。そこで、本研究では迅速かつ局所領域での炭素安定同位体比分析技術としてレーザーアブレーション(LA)-高周波誘導結合プラズマイオン源質量分析法(ICP-MS)を新たに提案する。現段階では分析精度±1‰の炭素同位体比測定が達成されており、岩石・鉱物・生体といった幅広い試料へのアプリケーションが今後の課題となる。本講演ではLA-ICP-MSを用いた炭素安定同位体比分析の現状について紹介する。

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