主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
p. 161-
分子内に二つ以上存在度の低い同位体を持つ二重置換同位体分子が近年注目されている。本研究では安定同位体を一つしか持たないフッ素を利用し、対象元素以外をフッ素に置換(例:C2H6→C2F6)することにより同重体問題を解決し、従来の質量分析計(MAT253)での二重置換同位体分子計測を可能にした。二重置換同位体分子は従来の同位体分析(13C/12C等)では得られない、豊富な情報を保持し、また開発する同位体分子計測は、堆積性有機物や大気海洋中の多種多様な有機分子に対して適用可能性がある。本研究は、エタン、エタノールのフッ化型同位体分子計測を開発し、13C-13C二重置換同位体分子種の分析により、それら分子の起源判別に利用できる可能性を明らかにした。