主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
p. 188-
グラム陰性細菌ではN-アシルホモセリンラクトン (AHL) をシグナル分子とする細胞間情報伝達機構Quorum Sensing (QS) によって標的遺伝子の発現が制御されている。細胞内濃度が閾値に達すると、AHLはLuxR familyに属する受容体タンパク質と複合体を形成し、標的遺伝子のプロモーターと相互作用することで転写が活性化される。対になるAHL合成酵素を持たないLuxR soloと呼ばれるLuxRが多くの細菌ゲノムに存在するものの、応答するAHLの種類や制御する標的遺伝子を実験的に解析した例は少ない。そこで、本研究では活性汚泥から単離したRoseomonas sp. TAS13株が有するLuxR solo、RotRの大量発現系を構築し相互作用するAHLを特定した。更に、アシル鎖長の異なるAHLの添加条件で培養したTAS13株のタンパク質発現パターンを二次元電気泳動により比較した。