主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
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天然水中の溶存有機物(DOM)は腐植物質などの様々な有機物の混合体である。本研究は、日本の河川水中のDOMの光学特性を解明し、さらにDOMからの活性酸素(ROS)の光化学的生成過程を明らかにすることを目的とした。河川水中DOMの化学組成を知るために、蛍光性DOMについてPARAFAC解析を行った。5つの河川の溶存有機炭素濃度は79.5–237 µM Cであり、紫外吸光度や蛍光特性などの光学パラメータとの相関関係が認められた。PARAFAC解析から全ての河川で陸起源フミン様物質及びトリプトファン様物質の存在が示された。しかし、国分川では蛍光増白剤や高分子の物質が含まれていた。これら蛍光性DOMのROS生成能力は河川により異なり、国分川で高く淀川と大和川で低かった。