主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
p. 41-
Σ14DPAHsの平均値は、2017年には3.64 ng L -1 (1.67-5.15 ng L -1 )で2019年では3.97 ng L -1 (1.98 ng-6.48 ng L -1 )だった。2017年には、高緯度ほど高いDPAH濃度が観察された一方、2019年には傾向が逆転した。 塩分と水温によると2017年では亜寒帯循環内にあるリマン海流水(塩分32.5-33.0、水温<16℃)の東向表面混合が見られ、2019年は対馬暖流(塩分33.7-34.5、温度> 17℃)の比較的に純粋な輸送が示した。結果はDREAMSモデルと比較された。 結論として、日本海北東部におけるDPAHの分布は、両方、対馬海流とリマン海流、に密接に関連していることが分かった。