主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
回次: 67
開催日: 2020/11/12 - 2020/11/26
p. 54-
微生物による天然ガス中の炭化水素の分解については、よく知られており報告も多い。n体の選択的分解によりiC4/nC4比やiC5/nC5比が高くなる。また、C3を中心に微生物分解を受ける例が知られており、この場合にも他のn体も選択的に分解を受けるためiC4/nC4比が高くなる。一方、水溶性天然ガスの場合、炭化水素が水素引き抜き分解を受けるという報告がある。この場合、水が分解して生成したOHラジカルが、各炭化水素から水素を引き抜き分解が起こる。水素を引き抜かれやすい炭化水素ほど分解を受けやすく、引き抜かれにくい炭化水素(ネオペンタン等)ほど分解されにくい。本報告の目的は微生物分解と水素引き抜き分解の指標の関係を明らかにするとともに、各ガス田地域における微生物分解解の特徴(分解の中心となる炭化水素等)を明らかにすることである。