日本地球化学会年会要旨集
2020年度日本地球化学会第67回年会講演要旨集
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G4 初期地球から現在までの生命圏の地球化学
好熱性硫黄不均化菌の四種硫黄同位体指標
*中川 麻悠子梅澤 和寛小島 久弥福井 学吉田 尚弘上野 雄一郎
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p. 67-

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抄録

安定硫黄同位体比は現代及び過去の硫黄循環における微生物活動を理解するだけでなく、その微生物代謝による同位体分別から生息環境の推定を行うために有用な指標である。硫黄不均化は硫酸還元と並んで堆積記録中の硫酸塩と硫化物間の硫黄同位体分別を大きくする重要な硫黄代謝である。硫酸還元と硫黄不均化を区別するため、四種硫黄同位体指標が提案されているが、研究例が少ないため、指標としての有用性がまだ評価できていない。本研究では中房温泉から単離された好熱性硫黄付近化菌について四種硫黄同位体分析を行い、低温で培養されている先行研究と比較し、高温環境での硫黄付近化菌の特徴と指標の有効性について考察する。

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