日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
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G09 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
固体物質全体の磁気分離と磁化測定に基づく物質同定
*植田 千秋
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キーワード: 磁気分離, 物質同定
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p. 141-

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抄録

地球惑星科学の現場では、異種粒子の混合試料を研究対象とすることが少なくない。そのような試料の分析を進める前処理として、混合試料を物質ごとの集団に分離したうえで、集団ごとの物質同定を迅速に実行する技術が望まれる。有機分子の混合液体に関しては、クロマトグラフィ技術が前処理の方法として導入され、分析法の変革が様々な分野で進展した。固体粒子の集団に関しても、これと同様の展開が期待される。これまで磁気分離は、強い磁性をもつ一部の物質のみに有効と考えられてきた。私達の研究室では、反磁性の磁気エネルギーによって物体に見込まれる力学運動を、単純なエネルギー保存則に基づいて再検討した結果、μℊ空間では一般の固体物質がその磁性に関係なくネオジム磁石レベルの磁場勾配で並進することを報告した。さらにその並進速度が粒子の質量に依存しない性質を利用して、全ての弱磁性体を磁気分離する新たな方法を提案した

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