主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 148-
本研究では、高速な年代分析法の確立を目的に、高速多点フェムト秒レーザーアブレーション法を組み合わせたICPトリプル四重極型質量分析法(msfsLA-ICP-TQ-MS)を用いた、局所ウラン–トリウム(238U–230Th)およびウラン–プロトアクチニウム(235U–231Pa)年代測定法の開発を行った。先行研究では230Th、231Paの局所分析のために高質量分解能の磁場型質量分析法、特に二次イオン質量分析法(SIMS)が用いられてきた。ところがSIMS法では長時間の信号積分が必要であり、年代ビッグデータの構築に不可欠な高速分析に対応できない。本研究では、msfsLA-ICP-TQ-MS法を用いて230Th、231Paの検出と測定の高速化を図った。本発表中では測定の正確性、繰り返し再現性および分析所要時間を評価し、第四紀火山灰試料の年代測定を試みた結果を報告する。