日本地球化学会年会要旨集
2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
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G09 地球化学のための最先端計測法の開発、および、境界領域への挑戦
火葬骨のSr同位体比と微量元素濃度比から探る中世の人々の食性
*澤田 陸若木 重行南 雅代
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p. 153-

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抄録

骨の無機成分 (バイオアパタイト) は埋没中に土壌からの汚染を受けやすく、分析に使えないと考えられてきたが、高温 (>600℃)で加熱された骨はアパタイトの結晶度が高まることにより、汚染を受けにくくなり、元の情報を保持し得ることがわかってきた。滋賀県多賀町の敏満寺遺跡石仏谷墓跡(A~Gの各調査区に複数の墓が存在)からは高温で焼かれた火葬骨が多数出土し、古文書などから12~15世紀の敏満寺に縁のある各階層の僧が埋葬されていると考えられている。本研究では、A区・D区・F区・G区から出土した火葬骨についてSr同位体比・微量元素濃度・放射性炭素年代測定を行い、その年代と食性について考察した。

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