主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 153-
骨の無機成分 (バイオアパタイト) は埋没中に土壌からの汚染を受けやすく、分析に使えないと考えられてきたが、高温 (>600℃)で加熱された骨はアパタイトの結晶度が高まることにより、汚染を受けにくくなり、元の情報を保持し得ることがわかってきた。滋賀県多賀町の敏満寺遺跡石仏谷墓跡(A~Gの各調査区に複数の墓が存在)からは高温で焼かれた火葬骨が多数出土し、古文書などから12~15世紀の敏満寺に縁のある各階層の僧が埋葬されていると考えられている。本研究では、A区・D区・F区・G区から出土した火葬骨についてSr同位体比・微量元素濃度・放射性炭素年代測定を行い、その年代と食性について考察した。