主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 74-
本研究ではeucrite JuvinasとTazzarineについて、Yamakawa et al. (2009)の分析方法を使った精密Cr同位体分析を行った。Juvinasから分離したクロマイトとSilicateは全岩試料とともにアイソクロンを形成し、その傾きから得られた(53Mn/55Mn)はLugmair and Shukolyukov (1998)によって報告された値とは大きく異なった。一方、これらの隕石の全岩試料と岩片は、先行研究によって報告された全岩eucriteやdiogeniteともに、鉱物アイソクロンとは傾きの異なる全岩アイソクロンを形成する。その傾きから求められる年代は4564.5±0.4 Maとなり、小惑星VestaがCAI形成後300万年程度で大規模な溶融イベントを経験していることを確認できた。