主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2021年度日本地球化学会第68回年会講演要旨集
回次: 68
開催日: 2021/09/01 - 2021/09/15
p. 86-
原子番号57のLaから71のLuまでの15元素から成る元素群であるランタニド元素は、放射壊変や中性子捕獲反応などにより、自然界で同位体組成が変動する元素が複数含まれるため、惑星物質中におけるそれらの同位体比を高精度に測定することには意義がある。Mizutani et al.(2020)は、LNレジンを用いて、同重体の干渉がないLa, Ce, Nd, Sm, Gd, Dy, Er, Yb, Luの相互分離手法を確立した。しかし、同手法は、同位体干渉の影響がないEu, Tb, Ho, Tmの溶離挙動の詳細が把握できていない、分離に時間がかかる(全工程に約1週間を要する)、という2つの実用的な問題点がある。本研究では、前者への対応として、Mizutani et al.(2020)の手法に基づき、全希土類元素の詳細な溶離挙動を検討し、改良を図ることとした。次いで、後者への対応として、カラムクロマトグラフィーに減圧システムを導入することで迅速化を試みた。