主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
回次: 71
開催日: 2024/09/18 - 2024/09/20
p. 274-
循環型社会の実現に向けた土壌浄化技術の一つとして, 汚染土壌から重金属元素を除去するために, 植物を用いて土壌浄化を行う手法が期待されている。本研究では, 不良土壌である蛇紋岩土壌と石灰岩土壌, 植物が生育しやすい花崗岩土壌とその地域で生育している植物の元素濃度を分析し, 土壌から選択的に植物に移行する元素を把握することを試みた。分析の結果, 植物の葉中の元素濃度を比較したところ, MgとNiは蛇紋岩土壌の方が高く, 石灰岩土壌と植物のCa濃度は同程度であった。蛇紋岩土壌の植物は, 土壌の基盤となるMgとNiを多量に含む蛇紋岩の影響を受けている可能性と, 石灰岩土壌の植物は過剰なCaの吸収を抑制する可能性が考えられた。