本発表では,膨大な海洋化学データを簡便に可視化することを目的に構築したwebサイトを提示し,改善点や要望等の御意見を集約することを目的とする。海洋化学組成の基礎データは,海洋学・地球科学・水産学など様々な分野での活用が想定される一方で,論文上での生データの提示のみでは,利用者がデータを選定して可視化するまでの利便性に難点がある。そこで可能な限り簡便な操作でデータを可視化し迅速なデータの活用を目的に,ユーザー視点での対話型のデータ抽出・描画システムの構築を試みた。Web公開にはPython及びStreamlitを活用してインタラクティブで簡便な操作システムを構築した。web上で各要素(緯度,経度,地域,水深,年,月,塩分など)でデータ範囲を設定し,必要なデータセットを2D/3D/4Dで描画することが出来る。また塩分-d18O関係式を選択範囲毎に即座に計算することや,T-Sダイアグラムの海域・水深ごとの描画なども可能である。