日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G6 宇宙化学:ダストから惑星、生命へ
局所U-Pb年代分析と微小部XRD測定から探るC型小惑星衝突史
*上原 佑斗寺田 健太郎LUDWIG MATHIS福田 航平高畑 直人境家 達弘近藤 忠佐野 有司
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p. 134-

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抄録

小惑星族Polana/Eulariaの存在や、小惑星Ryugu、Bennuのラブルパイル構造は、直径100kmサイズ以上のC型小惑星の母天体が壊滅的な天体衝突によって小片に破砕された証拠である。しかしS型小惑星に由来する普通コンドライトの熱変成年代がAr-Ar年代測定法などで精査されているのに対し、C型小惑星由来の炭素質コンドライトの衝突年代は先行研究が少なく、誤差も大きく、その衝突年代史はよくわかっていない(Amsellem et al. 2020)。そこで本研究では、熱変成の痕跡のある4つの炭素質コンドライト(B-7904, Y-86695, Y-82054, Y-82098)のU-Pbのシステマティックスを質量分析装置NanoSIMS 50を用いて調べ、結晶化年代および2次的な熱変成年代の情報を得た。更に、隕石中の鉱物に対する微小部X線回折測定からサンプルが経験した圧力の推定も実施した。当日は、同隕石のU-Pbシステマティックスを報告し、これらのサンプルが経験した衝撃変成の描像について考察を行う。<参考文献>Amsellem E. et al. (2020) Icarus 339, 113593.

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