日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G2 環境地球化学・放射化学
古典分子動力学シミュレーションによるモンモリロナイト層間へのセシウムイオン吸着機構の解明
*平口 敦基Zheng XiaojinUnderwood Thomas小林 恵太山口 瑛子板倉 充洋町田 昌彦Rosso KevinBourg Ian奥村 雅彦
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p. 18-

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抄録

高レベル放射性核種の地層処分において、ベントナイトは陽イオンを吸着し核種移行を遅延させる。特にセシウムイオン(Cs+)は主成分モンモリロナイトに強く吸着するが、その吸着様態と吸着機構は未解明である。我々は古典分子動力学法を用いて、Cs+及びナトリウムイオン(Na+)のバルク水からNa型モンモリロナイト層間への吸着現象の自由エネルギープロファイルを計算し、これらの未解明問題に挑んだ。この計算により、Cs+は内圏錯体を、Na+は外圏錯体を形成し、Cs+がNa+よりもNa型モンモリロナイト層間に強く吸着することを初めて明確に示した。講演では、上記に加え、古典分子動力学法の基礎、自由エネルギープロファイルの物理的起源と吸着機構の詳細、実験との比較について述べる。

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