日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G9 地球化学の最先端計測法の開発と挑戦
小型加速器質量分析装置を用いた微量高精度放射性炭素分析手法の開発と応用:東大大気海洋研究所のSSAMSとPIMS
*横山 祐典宮入 陽介阿瀬 貴博松井 洋平平林 頌子
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p. 201-

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抄録

東京大学大気海洋研究所(AORI)では2013年から、2段階加速を行わない、日本で唯一のシングルステージAMS (SSAMS)を導入し、分析精度も世界最高精度に到達している。グラファイト化の際に起こりうる同位体分別をおさえて行うことのできる化学処理法も開発し、微量での分析も可能となった。また2025年3月、プロトタイプ以外の装置としては世界で初めての次世代型のAMS(PIMS: Positive Ion Mass Spectrometry)が導入された。装置の特徴は固体試料ターゲットを使わず、気体を導入して分析が可能となったことであり、微量での効率的な分析が可能となることが期待できる。発表では、SSAMSを使った微量分析の手法開発と実際の応用の例としてのフローサイトメトリーを用いた分析、PIMSの現状でのパフォーマンスとガスを直接導入して分析したメタンの分析例などについて紹介する。

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