大阪工業大学工学部環境工学科循環基盤工学研究室
2020 年 49 巻 5 号 p. 275-279
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
溶存酸素(DO)を測定するWinkler 法の化学反応式を,4つの半電池反応に分割した.Nernst の式で定義される電極電位を標準生成Gibbs energy から算出し,電子が電位の高い方向へ進む図を作成し,反応の進行方向を視覚化した.DO の半電池反応の電極電位とMn のそれは,pH の変化によって高低関係が逆転するために,塩基側でのみDO によるMn2+の酸化が実現する.手順の注意点,試薬の安定性を電気化学的に考察した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら