仙台市宮城野区新浜地区の海岸近くに3本の観測井(10 m, 15m, 30 m)を設置して地下水や水質の測定を行ったところ,不圧地下水の10 m井と15 m井はNa-Cl型,被圧地下水の30 m井はNa-HCO3型であった。10~15 m深度では海水侵入の影響が認められ,また10 mと15 mの水質にはNa+やCa2+濃度に若干の違いがあった。海水侵入の詳細な状況把握や地下水の水質形成要因の解明を目的として,同地域で30 m深の不攪乱ボーリングコアを採取した(1 mごとに30本分)。コアの半分を5 cm深度ごとに切り分けて,遠心分離法により間隙水を抽出して,ECやpH,イオン濃度,酸素・水素安定同位体比の測定を行っている。本発表では,間隙水の水分量やECの鉛直分布,および間隙水の溶存無機成分の特徴について報告する。