日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G2 環境地球化学・放射化学
大阪湾近辺のタイヤプラスチックに関する研究
*加藤 友朗鈴木 健太福田 涼中野 麗奈中口 譲
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p. 28-

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抄録

栄養段階における動物プランクトンから海洋哺乳類にかけて様々な水生生物によるマイクロプラスチック(MP)の取り込みが広く報告されている。魚類でも特に、ろ過摂食魚類は植物プランクトンや水中に懸濁している粒子を繊毛や剛毛の動きによって取り込むため、同時にMPを摂取する危険性がある。MPの中でも特にタイヤ摩耗粉塵Tire and Road Wear Particles(TRWP)の排出量は年間600万トンと言われ、TRWPそのものや浸出液を摂取してしまう特定の水生生物においては、毒性影響を及ぼす可能性が指摘されている。これらのTRWPは主に雨水とともにそれぞれの都市排水システムを通って河川へ、最終的に海洋に流れ込んでいると考えられているが、その環境水中のTRWPの実態についてはわかっていない。そこで本研究では環境中に存在しているTRWPの種類及び存在量について解明することを目的に研究を行った。

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