主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
回次: 72
開催日: 2025/09/07 - 2025/09/19
p. 57-
北西太平洋において海洋環境が,亜寒帯域、亜寒帯から亜熱帯への移行域、亜熱帯域、熱帯域と大きく変化する海域において縦断観測を行い,海洋堆積物中の親生物元素と微量金属元素の水平分布やその関係を明らかにした。表層の生物生産の指標となる親生物元素である有機態炭素(TOC),生物起源ケイ素生物起源ケイ素(Biogenic-Si:Opal),炭酸カルシウム(CaCO₃)の水平分布は,大きく異なり堆積した生物種が海洋環境によって変化していることが明らかとなった。また,海洋表層で生物活動に必要とされている生物活性微量金属元素(Fe,Mn, Cu,Zn, Baなど)の堆積も変化しており,その挙動から海底の酸化還元環境の変化の把握や環境プロキシとして活用する方法を検討する。