日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G4 初期地球から現在までの生命圏の地球化学
原始海洋でのアルカリ熱水の生成機構
*西澤 学齋藤 拓也渋谷 岳造真壁 明子上田 修裕高井 研
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p. 68-

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抄録

水素(H2)やアンモニアに富む強アルカリ水は酸性の水と接すると還元力とプロトン駆動力を供給できるため初期地球における前生命化学反応や原始的な生化学反応の進化に重要な要素であると考えられている。本研究は初期地球に広く発達したと考えられるコマチアイト海底熱水系に着目して、熱水のpH、水素生成能、およびにアンモニア生成能をコマチアイトと海水の化学反応実験から求めた。本講演では水素とアンモニアに富む強アルカリ熱水の生成機構について、実験で観測された熱水の化学組成や二次鉱物ならびに鉱物水反応の熱力学解析の結果をもとに推定する。また地球史における大気CO2分圧や海水pHの永年進化にともないコマチアイト型熱水がどう化学進化したのかを議論する。

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