主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
回次: 72
開催日: 2025/09/07 - 2025/09/19
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ブロモホルム(CHBr₃)は海洋から大気へ臭素を運び、オゾン層破壊に関与する。植物プランクトンはその生成源、海洋細菌は分解源とされるが、温度の影響は十分に研究されていない。本研究では、珪藻Ditylum brightwelliiと2種の細菌(Phaeobacter gallaeciensis、Pseudomonas属)を用い、温度がCHBr₃の生成・分解に与える影響を調べた。実験の結果から、生成速度と分解速度の両方が温度とともに変化し、特に20~25°CでCHBr₃の残存量が高くなることが示された。将来の表層の海水温の上昇はCHBr₃濃度の増加を引き起こす可能性があり、その影響は共存する微生物種に依存することが示唆された。