地質学雑誌
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論説
活断層の横ずれ変位によって形成される変動地形と極浅部地質構造との関係:雁行断層について
安江 健一廣内 大助中埜 貴元酒井 英男奥村 晃史海津 正倫
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2005 年 111 巻 1 号 p. 29-38

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抄録

横ずれ活断層周辺の変動地形と地表下数 m の極浅部地質構造の関係を明らかにし,その三次元構造と形成過程を考察した.調査地域は,阿寺断層系下呂断層の中南部,御厩野地区である.地形・地質踏査,詳細地形図の作成,トレンチ壁面の観察,地中レーダ探査の結果から明らかになった調査地域の地表面形態と極浅部地質構造は,数m~数十mオーダーのリーデル剪断型の断層構造として捉えることができる.その形成過程は,地下の基盤岩中に存在する下呂断層の主断層面における左横ずれ変位に伴って,その上位に分布する未固結層中に長さ数十 m 程度の右雁行する断層構造がほぼ一定の間隔で形成され,その地表延長部には,連続的に右雁行配列する低断層崖や狭長な凹地,マウンドが現れると考えられる.

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© 2005 日本地質学会
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