2026 年 63 巻 3 号 p. 205-210
2040年に向けて,医療・介護の複合ニーズをもつ高齢患者が増加するなか,地域病院には「治す医療」と「支える医療」を接続する役割が求められる.老年医学の5つのMは,Multicomplexity,Mind,Mobility,Medications,Matters Mostの5領域から高齢患者を捉える枠組みであり,高齢者総合機能評価の理念を日常診療に実装するための共通言語となる.本稿では,当院におけるAge-Friendly Health Systems認定に向けた取り組みを通じて,医療・介護連携と地域包括ケアにおける5(4)Msの役割を考察する.