抄録
北海道天北地方の年3回刈りペレニアルライグラス・シロクローバ混播草地における適正な年間窒素施肥量について,3年間にわたり窒素処理4段階(0,60,90,120kg/ha)を設けて検討した。窒素施肥量が増加するに従い乾物収量は増加したが,マメ科率は低下し,120kg/haでは3番草でいずれの年も10%を下回った。IVDMDとWSCなどの飼料成分については,主として2番草において窒素施肥量の増加により飼料品質が良好になるものがみられたが,単位施肥窒素当たりの乾物増産量から見ると年間窒素施肥量はhaあたり90kgが望ましかった。90kgの窒素施肥下では年間40kg/ha近くのシロクローバからの窒素移譲も見込まれた。