抄録
ソルガム属草種ソルガムおよびスーダングラスの短期放牧利用時における草地生産性の評価と,異なる放牧強度条件での家畜の採食性や青酸化合物(HCNp)摂取量の検討を行うため,強放牧(H)区と弱牧牧(L)区の2水準で2回の放牧を実施した。試験期間中における入牧前草量,乾物摂取量および牧養力の平均値は,3781-9038 kgDM/ha, 6.0-22.5 kgDM/head/day, 96-180CDの範囲にあった。1日1頭当りHCNp摂取量は,H区0.4-2.2 gDM, L区0.8-4.3 gDMの範囲となった。期間中の採食利用率はH区68.2%, L区42.8%となった。以上のように,ソルガム属草種草地で放牧する場合,草地生産性と利用率の向上を図りながらHCNp摂取量の増加を抑制するため,強放牧での利用が望ましいことが示唆された。