日本草地学会誌
Online ISSN : 2188-6555
Print ISSN : 0447-5933
ISSN-L : 0447-5933
研究報告
ソルガム属(Sorghum spp.)草種の短期放牧利用草地における放牧強度が草地の生産性に及ぼす影響
今井 裕理子川本 康博
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2014 年 60 巻 1 号 p. 20-28

詳細
抄録
ソルガム属草種ソルガムおよびスーダングラスの短期放牧利用時における草地生産性の評価と,異なる放牧強度条件での家畜の採食性や青酸化合物(HCNp)摂取量の検討を行うため,強放牧(H)区と弱牧牧(L)区の2水準で2回の放牧を実施した。試験期間中における入牧前草量,乾物摂取量および牧養力の平均値は,3781-9038 kgDM/ha, 6.0-22.5 kgDM/head/day, 96-180CDの範囲にあった。1日1頭当りHCNp摂取量は,H区0.4-2.2 gDM, L区0.8-4.3 gDMの範囲となった。期間中の採食利用率はH区68.2%, L区42.8%となった。以上のように,ソルガム属草種草地で放牧する場合,草地生産性と利用率の向上を図りながらHCNp摂取量の増加を抑制するため,強放牧での利用が望ましいことが示唆された。
著者関連情報
© 2014 日本草地学会
前の記事 次の記事
feedback
Top