地理学評論
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ヒューマン・エコロジーと計量地理学の方法論に共通する一問題点
都市研究へのアナログ・メソド適用をめぐって
岡田 真
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1971 年 44 巻 10 号 p. 685-696

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抄録
アナログ・メソドは,庄田正宏氏その他の若手研究者によって,すでに実用に供されている.しかしこの方法は, Chorley自身が指摘しているように, “noise” の介入をまねきやすい.
たまたま,古典的ヒューマン・エコロジーの立場から展開された都市研究は,きわめて素朴ながら,すでにアナログ・メソドを採用している.彼らはアナログ・メソドを用いることによって,資本主義的巨大都市という,当時としてはいかに処理すれぽいいかも分からなかったほどの,複雑なしかも新らしく出現した研究対象に,立ちむかったのであった.彼らのアナログ・メソドの採用は,巨大都市を概略において把握することを可能にしながらも,彼らの議論に “noise” を導きいれてしまっている.
本稿は,若手地理学者がアナログ・メソドを採用するための“アナログ”を提供すべく,草されたものである.
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