宝石学会(日本)講演会要旨
2026年度 宝石学会(日本)講演論文要旨
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2026年度 宝石学会(日本) 一般講演要旨
市場に流通する大粒の淡水養殖真珠 3 種について
*渥美 郁男, 矢﨑 純子
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p. 23

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抄録

昨今、マーケットに流通する中国産淡水養殖真珠は宝飾用商材としてのバラエティーが更に豊富となってきた。

今回はその中でも ①有核処理、 ②有核ナチュラル、 ③淡水ケシなる 商業名で流通している 大粒(長径が 20mm 以上)な淡水養殖真珠の 3 種について報告する。 ①②③の各資料について状況により以下の検査を行った。

Ⅰ. 真珠表面の拡大観察

Ⅱ. 蛍光分光測定.

III. 蛍光 X 線元素分析

IV. 分光光度計測定

V. 軟Ⅹ線透過像撮影

Ⅵ. CT〈コンピュータ 断層撮影〉

Ⅶ. 切断面の拡大観察

今回の研究で 20 ㎜以上の長径を持つバロック系の淡水養殖真珠にも様々な加工や処理が施されていることが解かった。

また中国産の淡水養殖真珠の中で、所謂養殖用の球体型核が使用されていない珠は「ケシ」のコマーシャル・ネームで販売されている。そもそも日本国内では「海水産の養殖真珠」だけが「ケシ」と定義されている。日本と中国の「ケシ」呼称に対する定義の違いに注目する必要がある。

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