抄録
近年チタン及びチタン合金の補綴物が次第に応用されるようになってきた。それに伴い、チタン及びチタン合金の補綴物の製作や修理のためのろう付も必要となってきている。チタン及びチタン合金の歯科における接合については、赤外線ろう付器を用いる場合1)やレーザーを用いた2)報告があるものの, 接合強さや操作の煩雑さの点で問題を残している. 演者らはチタン粉末(パウダーメタル)を用いた焼結法によってチタンの接合方法を確立することを考案し, その基礎的実験として形状と粒度の異なるチタン粉末を用い, 接合実験を行った結果, 有用な知見が得られたので報告する.
これらの結果から、粒径が小さい球形粉が最も強い接合強度を示すことが明らかとなった。