抄録
一般にインプラント界面と周囲組織の観察は未脱灰組織切片が主であるが, フィクスチャーの長さが8∼12mmと小さいこと, 最初の切片の切り出しが100∼150μmであること, さらに切断に使用する刃の厚みが数100μmあることなど, 得られる切片の枚数が制限される. それに反して, X線による観察は非破壊で行われるため, 全体像あるいは連続的観察が可能などの利点を有するが, メタルアーチファクトを生じるために界面の観察が困難であることが考えられる. 今回, 未脱灰切片作製の前段階として, マイクロ-CTによるインプラント界面と周囲組織の観察を試みた
μ-CTはインプラント界面の観察に有用であるが, より詳細な観察を行なうためにはメタルアーチファクトの除去が望まれる.