抄録
埋入インプラントの長期的安定を図る上で, その表面改質が有効であるとされている. 塙らはチタンヘのCaイオン注入によってチタン表面でのアパタイトの形成が促進されたと報告している. それ以外にNやCなどのイオン注入が試されている. 本研究では上記以外のイオン注入が表面改質効果を示すかどうかを検討すべく, まずチタン, アパタイトおよびアルミナに8種類のイオンを注入して, 骨芽様細胞の細胞生存率に及ぼす影響を調べた.
以上の結果から, Vイオン以外のイオン注入では細胞生存率に何ら影響を及ぼさないことがわかった.