日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度春期第39回日本歯科理工学会学術講演会
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第2日 一般講演(口頭発表)
水熱処理による表面改質チタンのin vitroでの検討
今 政幸湯浅 哲也浜田 賢一宮本 洋二浅岡 憲三
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p. 77

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抄録
チタンは生体親和性に優れることから、硬組織代替材料として歯科インプラントや整形外科用デバイスなどに用いられている。しかしながら、チタンの骨伝導能はリン酸カルシウム系材料に比較して劣る。このため、化学的または物理的な各種の手法によりチタン表面層の改質が試みられており、我々もカルシウムイオン含有水溶液中での水熱処理によるチタンの表面改質を検討してきた1)、2)。これらの処理をしたチタンの表面層を詳細に検討した結果、表面層の酸化被膜は厚くなり、その表面層にはチタン酸カルシウム(CaTiO3)が生成することを明らかにした1)、2)。チタン酸カルシウムの生体に対する有効性は明らかにされている3)。本研究では、水熱処理によりカルシウムイオンを修飾した表面改質チタンの生体反応を評価する目的で、その表面改質チタンを細胞培養試験および疑似体液浸漬試験により検討した。
以上、水熱処理によりカルシウムイオンを修飾した表面改質チタンは、疑似体液浸漬および細胞培養試験などにより未処理のチタンと比較して骨芽細胞の分化を促進させることが示唆された。ゆえに、このチタン表面改質法は骨伝導に有効であると考えられる。
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© 2002 日本歯科理工学会
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