日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度春期第39回日本歯科理工学会学術講演会
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第2日 一般講演(口頭発表)
可視光作動型チタニア(TiO2)光触媒-過酸化水素水を用いた着色歯のホワイトニングに関するモデル研究
新井 宏中村 聡山下 仁大
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p. 81

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抄録
可視光作動型チタニア(TiO2)光触媒を助剤とした低濃度の過酸化水素水漂白剤に可視光を照射することによって漂白効果が得られることを第38回本会学術講演会において報告した。チタニア(TiO2)光触媒には適当な波長の光を吸収することにより空気中あるいは水中で複数種のラジカルを発生させることが知られている。従って、発生したラジカルによって、ホワイトニングに使用されている過酸化水素水の酸化作用が促進されることが期待される。最近、緑色光から青色光領域の可視光側に広い作動領域をもつチタニアが開発され、安全にかつ効率よく口腔内でチタニア光触媒が使用できるようになった。本研究では可視光作動型チタニアを助剤とした低濃度の過酸化水素水系ホワイトニング剤を作製しモデル化した着色エナメル歯牙表面ならびに抜去歯牙を用いて低輝度可視光照射下における漂白の効果について観察した。
以上のように可視光作動型チタニアを助剤とすることにより、従来より低濃度の過酸化水素水漂白剤によっても可視光を照射することによって着色歯の漂白が行えることが示唆された。
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© 2002 日本歯科理工学会
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