抄録
レジンの吸水は、膨張による寸法の不適合、材料の劣化、イオン溶出の原因となっている。吸水の問題は、吸水量と吸水速度についての議論が必要であり、最大吸水量についてはISOで規格が決められている。しかし、吸水速度については明確な議論がなされていない。一般に、吸水速度は拡散係数で表す。そこで、レジン中の水の拡散係数を求める方法を提案し、異なる板厚をもつコンポジットレジンの吸水速度を測定することにより、理論を検証した。
理論値と実験点が良く一致したことから、ここでの方法により求めた拡散係数が材料評価の指標になることが示唆された。