日本歯科理工学会学術講演会要旨集
平成14年度秋期第40回日本歯科理工学会学術講演会
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第1日 一般講演(ポスター発表)
歯科用金属への機能性モノマーの電着に関する研究
—市販接着性モノマーの電着への応用—
掛谷 昌宏, 榎本 琴世, 由井 眞司, 宮崎 紀代美, 林 純子, 五十嵐 孝義, 西山 實
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p. 62

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抄録
当教室では, 歯科用金属と歯科用レジンとの接着性の向上を目的として, カルボキシル基やリン酸基を有する機能性モノマーを歯科用金属表面に電着することを試みてきた. これまでに, 市販機能性モノマーを塩基で中和あるいはアセトンで分散して水溶液とし, その水溶液中で陽極に金属を対極に炭素棒を用いて通電(浸漬法)すると機能性モノマーが金属表面に電着すること, また, 処理金属表面は接着性が向上することを報告した1-3). すなわち, このシステムは歯科用金属へ歯科用レジンを接着する処理として有効であり, 市販歯科用接着性モノマーやプライマーなどの応用が可能であることが示唆された. そこで, 本実験では, 浸漬法より小型で簡便な電着システムの確立を試みた. すなわち, 図に示すようにセラミック繊維に処理溶液を含浸させ, これを歯科用金属(陽極)に密着させて対極にカーボンブロックを用いて通電して, 溶液内の機能性モノマーを電着する方法である. 今回は, JIS2種チタンとカルボン酸系の歯科用接着性モノマーを用いて, このシステムの有効性について検討した.
以上から, 本システムは, 歯科用金属とレジンとの接着強さを向上させるのに有効な手段であることが判明した.
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© 2002 日本歯科理工学会
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