肺癌
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症例
Gefitinib隔日投与6症例の検討
岩田 輝男桑田 泰治岩浪 崇嗣浦本 秀隆田中 文啓
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 53 巻 1 号 p. 25-28

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抄録
背景.Gefitinibは,EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌のkey drugであるが,有害事象のために隔日投与を余儀なくされることも少なくない.しかし,隔日投与の有効性についてのエビデンスは未だ乏しい.症例.当科で経験したgefitinib隔日投与6症例について解析を加えた.組織型は全例肺腺癌であり,EGFR遺伝子変異を全例に認めた.全例に1次治療としてgefitinib 250 mg/日の投与を開始したが,何らかの有害事象により隔日投与に変更され,隔日投与により全ての症例で有害事象が軽減された(1例のみGrade 3の肝機能障害に対し5週間の休薬期間の後に隔日投与を開始した).治療効果は6例中,complete response 1例,partial response 3例,stable disease 2例であり,disease control rateは100%と良好であり,隔日投与にも関わらず無増悪生存期間は6ヶ月から22ヶ月,中間無増悪生存期間は10.5ヶ月と良好であった.結論.Gefitinibの隔日投与は,EGFR遺伝子変異陽性症例において,重篤な副作用を回避しつつ十分な臨床効果をあげる可能性が示唆された.
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© 2013 日本肺癌学会
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