北海道大学第2外科
1989 年 29 巻 3 号 p. 221-228
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過去10年間における原発性肺癌患者245例について, 遅延型皮膚反応成績と予後との関連性につき検討した. 術前PPD≧15 (mm) の群ではPPD<15 (mm) の群に比較して有意の生存率向上がみられ, Stage I, t1症例でも同じ傾向がみられた. また, PHA≧30 (mm) の群でもPHA<30 (mm) の群と比較して有意の生存率向上がみられた. 以上より, 術前の皮膚反応成績は予後を推定する上での一指標になると思われた.
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