愛知県において、1963(昭和38)年かららい予防法が廃止になる前年の1995(平成7)年まで33 年間、ハンセン病の外来診療が行われていた。藤楓協会愛知県支部と愛知県衛生部、国立駿河療養所が協力して、延人数で療養所退所者3,877 人、在宅者614 人、患者家族など486 人の計4,977 人の診療が行われた。外来診療で発見された新規患者については、療養所入所をさせることなく外来診療を行った例もあった。
1996(平成8)年からは退所者に対する療養相談を行っており、2010(平成22)年までの15 年間に延349 人が相談に訪れた。