高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
Online ISSN : 1880-6554
Print ISSN : 1348-4818
ISSN-L : 1348-4818
原著
フラワーアレンジメント作業を取り入れた認知リハビリテーション によって左半側空間無視症状を長期的に改善させた1 例
望月 寛子小谷 泉牧山 康志山川 百合子
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 33 巻 2 号 p. 262-269

詳細
抄録
   フラワーアレンジメント作業による認知リハビリテーションを施行した結果, 机上検査における左半側空間無視症状が長期改善した1 例を報告する。本症例は介入前までに行った計7 回の線分抹消試験において左側2 列の刺激をすべて見落としていたが, 介入後の検査では左側2 列を含むすべての線分を認識することができた。Rey 複雑図形においても正確性の高い模写図を用紙の中央に描いた。訓練効果は介入 5 ヵ月後のフォローアップ検査でも保たれていた。本例においてフラワーアレンジメントによる認知リハビリテーションは半側空間無視症状の長期改善に一定の効果を示した。
著者関連情報
© 2013 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
前の記事 次の記事
feedback
Top