高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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シンポジウム I : 地域における失語症支援
患者会の支援について地域職能団体の果たす役割 ~山梨県言語聴覚士会の取り組み~
内山 量史
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2018 年 38 巻 2 号 p. 160-164

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抄録

  1990 年代に 150 団体ほどあった NPO 法人全国失語症友の会連合会加盟の失語症友の会は, 会員の高齢化, 新入会員の減少などから現在, 100 団体以下となっていると報告されている。山梨県においても, 山梨県失語症友の会連合会主催の「山梨県失語症者のつどい」への参加者が三分の一以下に減り, 活動を休止する失語症友の会もでてきている。山梨県言語聴覚士会では, 友の会の活動が縮小しボランティアなどの派遣が少なくなることで, 地域で生活する失語症者と関わる機会が減少していることが懸念された。 そのような状況を把握するために平成 29 年「失語症友の会活動について」のアンケート調査を実施した。 その結果, 患者会支援における興味や関心が薄れている一方で, 友の会活動に参加したい意向をもつ会員が 80%以上いることが判明した。当会としては, 失語症者の在宅生活を支える事業の強化と失語症者の地域における暮らしを支援できる人材育成を図る目的で山梨県言語聴覚士会失語症友の会「ふじやま」を設立し, 平成 30 年度より事業を展開する。

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© 2018 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
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