産業医科大学リハビリテーション医学講座を中心に「自動車運転再開とリハビリテーションに関する研究会」を発足し, 3 年間の活動のなかで, 「高次脳機能障害者の自動車運転再開の指針」の作成などを行った。一方で, 福岡県内では自動車教習所との連携不足など問題が多数あり, 福岡県独自の実車教習を含めた運転再開評価を標準化する必要性が生じた。そこで, 2017 年に「福岡県安全運転医療連絡協議会」を設立し, 年 2 回, 研修, 連絡, 協議から構成される会議を開催している。今までの成果として, 最低限実施する高次脳機能の基本的な評価内容と判定基準を統一した。また, 自動車学校との連携をとりやすくするために, 実車教習可能な自動車教習所を登録制にし, 担当者や連絡先をホームページに掲載した。さらに, 「実車教習依頼書」と「実車教習報告書」を県内で統一し, 判断が一定になるよう「判定の手引き」も作成した。 今後は他県にも類似の体制が拡大することを期待したい。