2026 年 21 巻 1 号 p. 27-35
本研究の目的は,名古屋掖済会病院を例に,病院がどのようにコロナ禍に対応してきたのかを明らかにすることである。調査の結果,第一に,戦略ストーリーを作成する際に病院のミッション,バリュー,ビジョン(Mission, Value, Vision:MVV)を明確にすることで,看護部の活動方針や優先課題が共有され,コロナ禍においても安定した組織運営が可能となっていた。第二に,BSCを活用することで,組織目標と各部署の活動との関連が可視化され,スタッフ間で共通認識の形成が図られていた。