人間生活文化研究
Online ISSN : 2187-1930
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相談援助実習指導における少人数制を活用した授業運営と評価方法に関する研究
佐々木 宰小林 哲也川廷 宗之川上 るり子杉野 聖子坪田 由紀子原田 聖子宮脇 文恵横川 剛毅
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2013 年 2013 巻 23 号 p. 222-229

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抄録
2009(平成21)年度から実施された新たな社会福祉士養成カリキュラムの中心をなす「相談援助実習」において,実習の前学年(2年次)に開講する科目「相談援助実習指導」を効果的に進めるための方法及び評価方法を明らかにする.この新カリキュラムは実践力の養成に重点が置かれ,実習・演習科目は20人以下の少人数単位で行う.本科目は,実習そのものの意義・目的や事前学習への意欲を高めるために重要な科目である.しかし,分野別学習に比べ達成課題や到達目標を明確化しにくい側面があり,担当教員間での共通認識が不可欠である.また少子化に伴い学生のレベル,入学動機や学習ニーズは多様化し,柔軟な個別対応も求められる.本研究では,担当教員間の検討および他大学での実施状況調査,実習経験を経た学生の変化等を踏まえ授業内容を再検討して実施した.この実践経過を報告するとともに,今後は本科目の効果的な展開及び評価方法を明らかにしていく予定である.
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© 2013 大妻女子大学人間生活文化研究所
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