2015 年 2015 巻 25 号 p. 123-125
最近の情報技術の発展にともない,大量の金融・経済関連の時系列データが蓄積されるようになってきた.これら大量の金融・経済関連データから,その背後にあり,直接観測することの難しいメタ情報(因果関係,個人の行動傾向など)を推定することが,重要になってきている.
一方,金融業界においては,アセットアロケーションをはじめとするリスク管理手法の開発が重要であるが,従来の金融派生商品の設計やリスクマネージメントには,様々な解決すべき問題を抱えている.そこで,本研究では,最近蓄積されてきている膨大な金融時系列データを情報工学的な観点から解析して,これらのリスク管理の問題の解決策を探った.