2015 年 2015 巻 25 号 p. 156-159
生体適合性や機能性材料への利用可能なポリアミノ酸を見出すことを目指し,新規な構造を有するポリアミノ酸を生産する微生物を探索した.色素排除法を利用した塩基性物質生産菌の探索を通して,Penicillium 属K9A株とPenicillium 属K17G株を取得した.MALDI-TOF-MS分析の結果,K9A株は,分子量は128×n+32で表されるポリマーを生産しており,リジンの繰り返し構造を持つポリマーと予想された.また,K17G株は,分子量が208×n+153で表されるポリマーを生産している.しかし,分子量間隔208に相当する蛋白質性の20種類のアミノ酸はなく,新規な塩基性ポリマーの可能性が示唆された.