人間生活文化研究
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自閉症スペクトラム児と保護者の関係を支えるRDIの検討
高橋 ゆう子
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2015 年 2015 巻 25 号 p. 150-155

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抄録

 本稿の目的は,保護者が子どもとRDI(Relationship Development Intervention;対人関係発達指導法)に取り組むことによって,親子のやりとりにどのような変化がみられるか,その特徴を保護者の視点から検討することである.2 家族の研究協力のもと,5 歳と7 歳の自閉症スペクトラムと診断された男児の保護者にRDI によるコンサルテーションを行い,日常生活における親子関係に関する報告と,やりとりのペースや視線や感情,経験の共有に焦点をあてたRDI のビデオ・クリップとそれに関するリフレクション・ペーパーを分析の対象とした.

 2家族の保護者ともビデオ・クリップを通して,子どものことだけでなく,自身の関わり方について,言葉による指示や説諭が多いことに気づいた.そこで,非言語的なコミュニケーションを意識することを試みた結果,しだいにかかわり方が少しずつ変化するようになり,子どもも保護者を参照する機会が増えるようになった.以上から,養育支援にあたっては,保護者の振り返りや子どもとやりとりする際の感情に焦点を当てることの重要性が示唆された.

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© 2015 大妻女子大学人間生活文化研究所
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