2015 年 2015 巻 25 号 p. 174-177
発達障害児支援を行う学生には,学生ボランティアが抱える活動課題や発達障害児支援での課題の他に,地域で活動を行う発達障害児支援携わる学生ボランティアであるからこその困難を抱えているのではないかと考えられる.今回の質問紙調査では,『活動での困難』という点に関し,主に発達障害をもつ子どもに如何に接するか,その知識や技術の無さが背景にあると考えられる困難の回答が得られ,『活動の改善点』については,「情報共有の必要性」や「発達障害知識の必要性」,「技術の引き継ぎの必要性」などといった回答が得られた.また,上級生の個人的達成感の欠如が明らかとなった.これは上級生になるにつれて責任が増し,種々の困難が顕著に感じられたことが理由ではないかと考えられる.それに加え,成員にサポートされているという感覚が得難い状況があることも示唆された.